そもそも認知症とは?
認知症(にんちしょう)は、後天的な脳の器質的な障害により、いったん正常に発達した知能が低下した状態です。医学的には「知能」のほかに「記憶」「見当識(時間・場所・人物の認識)」を含む認知障害や、人格の変化などをともなう症候群として定義されます。
「歳のせい」と見過ごされがちですが、認知症は"病気"であり、正しく理解し早めに向き合うことで、ご本人もご家族もより穏やかに過ごすことができます。
どんな症状が起きるの?
中核症状
すべての認知症の方に共通して見られる症状です。記憶障害や見当識障害(時間・場所・人物がわからなくなる)、計算・判断力の低下、失語・失認・失行などがあり、病気の進行とともに徐々に進みます。
周辺症状(BPSD)
人によって出たり出なかったり、種類に差が生じる症状で、「BPSD(行動・心理症状)」とも呼ばれます。幻覚・妄想、徘徊、抑うつ、不安・焦燥、異常な食行動などがあり、周囲の対応や環境によって大きく変化することが特徴です。落ち着いた関わり方が症状の安定につながります。
どうして起きてしまうの?
主な危険因子
最大の危険因子は「加齢」です。そのほかにも、家族歴(遺伝的な要因)や、高血圧・糖尿病・喫煙・高コレステロールといった「動脈硬化の危険因子」が、脳血管型やアルツハイマー型などの発症リスクを高めるとされています。
加齢関連認知低下(AACD)と早期発見
加齢関連認知低下とは、ゆるやかな認知機能の低下は見られるものの、まだ認知症には至っていない状態です。この段階で早期に気づき、食事の改善・運動・頭脳活動などの予防に取り組むことがとても重要です。
認知予防の会では、こうした予防活動を地域とともに実践しています。